捻挫後遺症、アキレス腱炎、足底筋膜炎、有痛性外脛骨、シンスプリント、腱鞘炎・ばね指、野球肩、テニス肘など 小田急線喜多見駅から徒歩2分

足首の捻挫後遺症、原因は靭帯だけではない|筋膜という視点

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ふくらはぎから足首へ連なる筋膜のラインと、捻挫で痛めやすい外側の足首を示したイラスト
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幼少期から大学までサッカー選手になることを夢見ていましたが、怪我を繰り返し、実力的にも難しいと感じてその道を断念。 ならば、「自分が治す人になろう。」と思い、専門学校に入学し理学療法士の国家資格を取得しました。 赤十字病院で整形外科を中心に中枢、内部疾患にも携わりながら約3年間勤務。筋膜マニピュレーション(Fascial Manipulation®)認定セラピスト(日本ではまだ24人しかいない)である院長から2年以上指導を受け、現在は認定セラピストを目指し臨床に専念しています。
つま先で床を踏み込み、足首に体重をかけている様子

足首をひねって数週間。腫れは引き、「靭帯はもう大丈夫」と言われた。それなのに、踏み込むと奥がズキッとしたり、ぐらつく感じが抜けない——。長引くその違和感は、「もう大丈夫」と言われた靭帯ではなく、足首を包む「筋膜」の状態が関わっているのかもしれません。研究で分かってきたこと、そしてまだ分かっていないことも、正直に見ていきます。

捻挫はよくなったはずなのに、足首の違和感が消えない——そんな経験はありませんか?

「靭帯はもう良くなっています。少しずつ動かしてください」。整形外科でそう言われ、固定も外れた。画像を撮っても異常はない。それなのに、一歩踏み出すと痛い。階段でグラつく。全力で踏み込むのが怖い。

すぐ気にならなくなる人もいれば、半年、一年と付き合い続ける人もいます。長引くほど、「画像は問題ないと言われたのに、なぜ」という戸惑いは大きくなります。

なぜ、「靭帯は大丈夫」でも足首の不調が残るのか

ひとつの見方として、痛む場所と、原因に関わる手がかりがある場所は、同じとは限らない、という考え方があります。捻挫は「足首をひねったケガ」ですが、靭帯の状態だけを見ていても説明しにくいとき、別の場所の状態が手がかりになることがあります。

その手がかりの候補として近年注目されているのが、筋膜です。筋膜とは、筋肉や腱、関節まわりの組織を全身でつつみ、からだの動きや感覚に関わる膜のことです。足首まわりの筋膜(支帯)は、ふくらはぎや足裏の筋膜ともつながっています。

そして足首まわりの支帯には、身体の位置や動きを感じるセンサーが多くあると考えられています。だからこそ、捻挫は「靭帯」だけの話にとどまらず、足首を支える支帯・筋膜の状態も手がかりになりうる——これがこの記事で大事にしたい見方です。

捻挫のあと、足首の筋膜には何が起きているのか

足首からふくらはぎ・足裏へ連続してつながる筋膜と、捻挫で痛めやすい外側の足首を示したイラスト

まず、なぜ筋膜が関わるのでしょうか。筋膜には、痛みや「身体の位置・動き」を感じる神経が豊富にあることが、これまでの研究を整理した報告で示されています(Suarez-Rodriguez ら, 2022)。とくに関節の近くには、身体の位置や動きを感じるセンサー(固有感覚の受容器)が多いとされ、足首まわりはこのセンサーが豊富な場所のひとつです。

では、捻挫のあとに、実際に筋膜は変わるのでしょうか。足首の捻挫を繰り返した人と、そうでない人で、ふくらはぎの筋膜の厚みを超音波で比べた研究が報告されています(Pirri ら, 2021)。分かったことを、正直な範囲でまとめます。

  • 対象は、足首の捻挫を繰り返したバスケットボール選手と、捻挫歴のない人の比較。
  • ふくらはぎの筋膜の厚みを、超音波で部位ごとに測って比べた。
  • その結果、部位によって筋膜の厚みに違いが見られた(深い筋膜は薄く、別の層は厚いなど)。つまり、捻挫を繰り返した人の筋膜には、厚みという形での違いが観察された、と報告されています。

では、その筋膜に施術をすると、何か変わるのでしょうか。足首に対して Fascial Manipulation®(筋膜マニピュレーション)を行った症例報告では、筋膜の厚さや硬さ、痛みに変化が見られたと報告されています(Pirri ら, 2024)。また、足首の不安定さをかかえるサッカー選手を、施術を受けるグループと受けないグループに分けて比べた研究(Brandolini ら, 2019)でも、足首の動かせる範囲や症状に改善が見られたと報告されています。

正直なところ、これらの研究はどこまで確かなのか

ここははっきりさせておきます。足首の筋膜についての研究は、まだ数が多いわけではありません。それでも、その中には、施術を受ける人と受けない人を分けて比べる、信頼性の高い方法で行われた研究(Brandolini 2019)もあり、足首の動きや症状の改善が報告されています。

  • ただ、対象となった人数はまだ多くありません。
  • これらは「筋膜や症状に変化が見られた」ことを示すもので、「捻挫後の不調が消える」と約束するものではありません。個人差があります。

とはいえ、これは「うまくいかないと分かった」という話ではありません。捻挫そのものは、スポーツをしているかどうかに関わらず起こる現象としては同じですし、筋膜が損傷や繰り返す負荷で変化すること自体も、より広く知られています。足首と筋膜の研究は、これからさらに積み上がっていく分野です。

それでも確かなのは、捻挫のあとに筋膜の状態が変わり、その筋膜に施術で変化が起きた例も報告されている、ということ。だからこそ、足首の不調を「筋膜」という切り口から見直す意味があると、当院は考えています。

研究の話はここまでにして、当院で実際に足首の施術を受けた方が、その後どう変わっていったのかもご紹介します。

だから当院は、足首だけを見ません(当院の考え方)

捻挫した足首から、状態が変わった筋膜の硬さ・負担がふくらはぎへ上に広がる様子を示した図

ここまでお話ししてきた「痛む場所だけでなく、つながった筋膜までたどる」という見方は、当院の施術の柱である Fascial Manipulation®——イタリアの理学療法士 Luigi Stecco 氏が体系化した手技——が、そもそも筋膜という組織に着目する施術だからです。

捻挫は、ひねった瞬間のケガ(外傷)です。炎症が起き、しばらく固定して安静にする期間も場合によってあります。その過程で、痛めた足首まわりの筋膜の状態が変わることがあります。ところが捻挫のあとは靭帯に目が向きやすく、筋膜という視点が入らないと、状態の変わった筋膜がそのまま手つかずで残ることがあります。違和感や不安定感が長引く背景には、こうした筋膜の状態も関わっていると、当院は考えています。

だからこそ、当院がまず大事にするのは「靭帯だけでなく、筋膜という組織そのものをみる」ことです。そのうえで Fascial Manipulation® は、痛めた足首の局所にとどまらず、つながるふくらはぎや全身の筋膜のつながりまでたどり、不調の手がかりになりそうな要所を探してアプローチします。

足首まわりの支帯は、身体の位置や動きを感じるセンサーが豊富な場所です。捻挫のあとに筋膜の状態が変わると、足首の位置感覚や安定感にも関わりうると考えられます。

初回で、あなたの足首をどう見るか

初回は、痛む場所だけをみることはしません。まず、今の不調に至るまでの経緯を広くお聞きし、そのうえで身体の動きと筋膜のつながりをみていきます。

  1. じっくりお話を伺います。今の痛みや不安定感だけでなく、いつ・どんなふうに捻挫したか、過去のケガやスポーツ歴、これまでの生活も含めて、どんな経緯で今の不調につながっているかを一緒にたどります。
  2. 痛みや不安定さが出る動きを実際に再現して、それを基準にします(「この動きで痛い・グラつく」をはっきりさせます)。
  3. 見立てた筋膜の要所に施術し、さきほど確認した「痛い動き」に変化があるかどうかを、その場で一緒に確かめます。

施術をしていて感じるのは、「踏み込むときの不安が減った」「階段でグラつかなくなった」と、その場で変化を口にされる方もいる、ということです。

続けるか・やめるかは、毎回の変化を一緒に確認しながら、ご自身で決められます。回数券で先に縛ることはなく、合わないと感じれば、いつでもやめられます。

足首の捻挫後の違和感や不安定感が長引いているなら、まず一度、足首だけでなく、つながった筋膜の状態も一緒に確認してみませんか。初回は80分・16,500円(学割12,000円)。空き状況を見たうえで、来院するかどうかを決められます。

この記事を書いた人

この記事の書き手は、副院長(理学療法士)です。Fascial Manipulation® 国際コースの全課程を修了しています。施術は、Fascial Manipulation® の認定を受けた院長(国内に46名ほどしかいない認定者の一人で、日本人としては2番目に、イタリア本部の認定試験に合格しています)と、この副院長の二人体制で担当しています。

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「痛む場所と原因の場所は違うことがある」という見方は、足首の捻挫後遺症に限った話ではありません。

「靭帯はよくなったと言われたのに、足首の違和感が抜けない」を繰り返している方は、足首とふくらはぎの状態を筋膜のつながりから一度一緒に確認しませんか。

よくある質問

「靭帯はもう大丈夫」と言われました。それでも通う意味はありますか?

靭帯に大きな問題がないと言われたあとも、捻挫のあとには筋膜の状態が変わっていることがあると報告されています。当院では、靭帯そのものではなく、足首からふくらはぎ・全身へつながる筋膜の状態を見立て、不安定感や違和感に手技でアプローチします。気になる症状は医療機関にもご相談ください。

何回くらい通えばよいですか?

症状や経過によって異なります。毎回の変化を一緒に確認し、続けるかどうかをご自身で判断していただけます。目安として10日から2週間の間隔をおすすめしています。

整形外科のリハビリと、整体院の筋膜への施術は何が違いますか?

整形外科のリハビリは医療機関で行うものです。当院は医療機関ではありません。当院では、痛む足首だけでなく、全身のつながりの中から筋膜の状態を見立て、手技でアプローチします。どちらが合うかは状態によります。気になる症状は医療機関にもご相談ください。

足首の不安定感や、捻挫の繰り返しにも関係しますか?

個人差はありますが、足首まわりの筋膜は身体の位置や動きを感じるセンサーが豊富な場所です。その筋膜の状態は、足首の位置感覚や安定感に関わりうると考えられています。施術をしていて感じるのは、足首だけでなくつながりまで見立てると、その場で動きやすさが変わる方がいる、ということです。

※当院は医療機関ではありません ※効果には個人差があります

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幼少期から大学までサッカー選手になることを夢見ていましたが、怪我を繰り返し、実力的にも難しいと感じてその道を断念。 ならば、「自分が治す人になろう。」と思い、専門学校に入学し理学療法士の国家資格を取得しました。 赤十字病院で整形外科を中心に中枢、内部疾患にも携わりながら約3年間勤務。筋膜マニピュレーション(Fascial Manipulation®)認定セラピスト(日本ではまだ24人しかいない)である院長から2年以上指導を受け、現在は認定セラピストを目指し臨床に専念しています。

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