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草むしりでテニス肘(外側上顆炎)になってしまったMさん(60代男性)の改善例

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幼少期から大学までサッカー選手になることを夢見ていましたが、怪我を繰り返し、実力的にも難しいと感じてその道を断念。 ならば、「自分が治す人になろう。」と思い、専門学校に入学し理学療法士の国家資格を取得しました。 赤十字病院で整形外科を中心に中枢、内部疾患にも携わりながら約3年間勤務。筋膜マニピュレーション(Fascial Manipulation®)認定セラピスト(日本ではまだ24人しかいない)である院長から2年以上指導を受け、現在は認定セラピストを目指し臨床に専念しています。

今回、テニス肘(外側上顆炎)の症状でお悩みだったのはMさん。

※指しているところが外側上顆(肘の外側で指や手首を伸ばす筋肉が腕の骨に付着する場所)

Mさんは、畑仕事で草むしりを一生懸命行ってから、テニス肘(外側上顆炎)の症状を発症。

以前、反対側の腕で同様の症状があり、1年間痛みと付き合ったとのことでした。

今回は3ヶ月経っても治らず、前回のように長引くのはつらいと思い、ご来院していただきました。

以下Mさんのお話

きっかけは、3ヶ月前に畑仕事で草むしりを行ってから、物を持つときや手をグーパーするときも肘の外側(外側上顆)が痛むようになりました。

ネットで症状の検索をするとテニス肘(外側上顆炎)の症状が近いのかなと思いました。

今は症状が悪化しないように趣味のゴルフ(1/月)も行くのをやめています。

以前のように、1年間も症状を抱えながら生活をするのはつらいので、早めに改善してもらいたいと思い、ネットで検索して伺いました。

テニス肘(外側上顆炎)の症状にお悩みのMさんの症状

先ずは、痛む場所を確認します。

上記の通り、物を持ったり、手をグーパー開くだけでも肘の外側(外側上顆)が痛むとのこと。

※Mさん本人の写真を撮り忘れたため、院長に協力してもらいました

続いて、チェアテストというテニス肘の検査です。

これは、肘、手首を伸ばした状態で椅子を持ち上げようとする動き。

↓↓チェアテスト↓↓

※Mさん本人の写真を撮り忘れたため、院長に協力してもらいました

治療前は外側上顆に痛みが生じ、椅子を持ち上げることができませんでした。

テニス肘の症状(外側上顆炎)にお悩みのMさんの筋膜の状態をチェック!

Mさんは、テニスをするわけではありませんが、畑で草むしりをしてから肘(外側上顆)の痛みが出始めました。

草むしりの動作は、草を掴み(手指を閉じたり開いたり)、力を込めて引き抜くことの繰り返しであり、テニスのバックハンドに近い動作となっていたことが考えられました。

過去に反対側の腕も同様の症状に悩まされていたため、肩甲骨~指(肩甲骨は腕と体幹を繋ぎ、反対側との関係も深いため両側、肩から指は右側のみ)までの筋膜の状態をチェックしました。

赤い点が痛む場所
黄色い点が筋膜が固くなっている(滑りが悪くなっている)場所です。

初回の施術

初回の施術では以下の黄色い点をリリースしました。

治療直後には、肘、手首を伸ばした状態で椅子を持ち上げることができました!

※写真は本人にご協力いただきました

2回目の施術

2回目は、4週間後。

その後の状態を確認すると、「5割以上改善している感じですが、痛みはまだ残っています。あと肩の方に痛みがあります」とのこと。

初回に引き続き、肩(肩甲骨)から指まで筋膜の状態をチェックし、以下の黄色い点をリリースしました。

4週間後にご連絡をいただき、だいぶ症状は改善されたとのことでした!

しかし、肘の内側の狭い範囲に痛みが残っており、少し様子を見てみるとのこと。

今回のケースでは初回、2回目ともに腕の外側に関係しているポイントの重要度が高いと判断し、施術しましたが、評価(筋膜の状態をチェックする過程)の段階で腕の内側にも治療すべきポイントがいくつかありました。

時間の関係もあり、施術できなかったため、次回ご来院していただけると更なる症状の改善が望めるのではないかと感じています。

まとめ

今回、Mさんはテニスプレイヤーではありませんでしたが、草むしりによる過用が要因であったことが考えられます。

現段階で症状の完治には至っていませんが、3か月経っても変化がなかった症状が治療前後ではかなり大きな変化が見られています。

テニス肘(外側上顆炎)は、筋膜調整(Fascial ManipulationⓇ)と相性の良い疾患であり、これまで多くの方が改善されるのをみてきました。

何度も整体や整形外来などに通うことなく、数回であなたのテニス肘(外側上顆炎)もこの方法なら改善できるかもしれません。

痛みのない生活を手に入れるために、ぜひ一度当院の治療を試してみてはいかがでしょうか。

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幼少期から大学までサッカー選手になることを夢見ていましたが、怪我を繰り返し、実力的にも難しいと感じてその道を断念。 ならば、「自分が治す人になろう。」と思い、専門学校に入学し理学療法士の国家資格を取得しました。 赤十字病院で整形外科を中心に中枢、内部疾患にも携わりながら約3年間勤務。筋膜マニピュレーション(Fascial Manipulation®)認定セラピスト(日本ではまだ24人しかいない)である院長から2年以上指導を受け、現在は認定セラピストを目指し臨床に専念しています。

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