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飲食業なのにテニス肘(外側上顆炎)で包丁が持てず、休職までしていたKさん(40代男性)の改善例

 
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鍼灸師、あんま・マッサージ・指圧師の国家資格を取得しています。 でも、鍼は使わず、手技のみで「筋膜(fascia)」の調整をしています。 イタリアの理学療法士、ルイージ・ステッコ氏によって考案された『筋膜マニピュレーション®』の国際コースを全て修了しています。さらに、2018年6月にイタリア本部で試験を受けて、筋膜マニピュレーション®セラピスト(Certified Fascial Manipulation® Specialist)として正式に認定されました。この認定を受けているのは日本ではまだ24人。さらに、イタリア本部で試験を受けたのは6人だけ。日本では数少ない筋膜のプロフェッショナルです。
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今回、テニス肘(外側上顆炎)の症状に悩まされていたのはKさん(40代男性)

半年前から外側上顆(肘の外側で指や手首を伸ばす筋肉が腕の骨に付着する場所)が痛みだし、病院では「テニス肘」の診断を受けたとのことでした。

Kさんのお仕事は飲食業。

腕をよく使うため徐々に痛みは増してきて、ついには2週間前から休職するほどの状態でした。

このままでは、仕事復帰がどんどん遅れてしまうと思い、ご来院していただきました。

以下、Kさんのお話。

きっかけは、仕事が忙しくなり毎日包丁を5~6本研ぐようになってきてからだと思います。

それまでは毎日2~3本だったのが倍になりました。

半年前から徐々に肘の外側(外側上顆)の痛みは増していき、今では包丁を握るだけでも痛いので日常生活にも影響が出ています。

痛みで仕事にならないため2週間前から休職しており、少し痛みは減っていますが仕事復帰したらまた痛くなるだろうと思い伺いました。

テニス肘(外側上顆炎)にお悩みのKさんの症状を確認します

まずは痛む場所、動きを確認します。

痛むのは右肘の外側、指で示したところです。

※写真は本人にご協力いただきました

続いて、痛む動きを確認しました。

1.肘を曲げる:肘を曲げるだけで痛みます。

2.手を握る:握ると痛むので包丁を持てません

3.手首を反らす(背屈)時に抵抗する:これが一番強い痛みを引き起こします

テニス肘にお悩みのKさんの筋膜の状態をチェック!

通常、使い過ぎ(オーバーワーク)や使わなすぎ(固定など)、外傷により筋膜が固く(滑りが悪く)なります。

Kさんは小学生のときに右手を骨折(詳細は覚えていないとのこと)し、三角巾で1か月間ほど固定していた時期がありました。

また、Kさんは調理関係の仕事をしており、手をよく使う(オーバーワーク)ため、慢性的に手首の腱鞘炎もありました。

よって、Kさんの右手には筋膜が固くなりそうな要素はたくさんあり、肩~手指にかけて広い範囲が重要なチェックポイントになりました。

その結果がこちらです。

赤い点が痛む場所、黄色い点が特に筋膜が固くなっていた(滑りが悪くなっている)場所です。

テニス肘(外側上顆炎)にお悩みののKさんの筋膜調整した結果は!?

初回の施術

初回では、上画像の黄色い点、4箇所を施術しました。

しかし、その場での症状の変化には繋がりませんでした。

2回目の施術

2回目の施術は10日後でした。

残念ながら、初回の施術ではあまり改善がみられなかったので、改めて筋膜の状態をチェックしました。

黄色い点が筋膜の固く(滑りが悪く)なっている場所です。

これらの5カ所に筋膜を摩擦してほぐします。

その結果、

1.肘を曲げる

2.手を握る

の動きでの痛みは消失!

3.手首を反らす(背屈)時に抵抗する時の痛みも半減。

大きな前進です!

3回目の施術

3回目は2週間後。

前回の治療効果は継続していて、更に減っていました。

3.手首を反らす(背屈)時に抵抗する痛みは、最初にいらした時の痛みを10だとすると、3程度に減っていました。

経過は良好ですね。

前回のポイントだけでなく、範囲を広げて筋膜の状態をチェックしました。

今回は身体の背面に6カ所、筋膜の滑りが悪いところがみつかりました。

これらをリリースすると、更に痛みは軽減します。

あと少しです。

4回目の施術

4回目は更に10日後。

その後の経過を確認すると、「手首を反らす(背屈)時に抵抗する時の痛み」もなくなり、手を強く握った時に微かに違和感がある程度まで改善していました。

更なる改善のために、筋膜の状態をチェックします。

黄色い点の7カ所をリリースしました。

Kさん曰く、「日常生活での痛みは全くなくなりました。ストレスなく過ごせています。この分なら職場復帰もできそうです。」ということでしたので、これで通院は終了ということになりました。

まとめ

Kさんのお仕事は飲食業。

日頃から手を酷使(使い過ぎ)していたと考えられます。

それに加えて、お店の包丁5~6本を一人で研ぐという環境で今回の「テニス肘(外側上顆炎)」を発症。

ついには、休職せざるを得ない状況にまでなってしまいました。

筋膜を固く(滑りを悪く)する原因のひとつにオーバーユース(使い過ぎ)があります。

一度固く(滑りが悪く)なってしまった筋膜は、時間が経っても元には戻ってくれません。

1カ所固くなってしまうと、他の部分に負担がかかるようになり、やがてはそこも固くなってしまうという負の連鎖が起こるのです。

結果として、身体のあちこちに筋膜の固いところが出来上がってしまいます。

Kさんのケースでも、治療のポイントは肘だけでなく、手首、肩、背中にも及んでいます。

この様に、痛みのあるところだけでなく、身体を全体としてとらえることで症状を改善していくのが筋膜調整(Fascial Manipulation)の特徴です。

この方法なら、あなたの「テニス肘」も改善できるかもしれません。

ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。

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鍼灸師、あんま・マッサージ・指圧師の国家資格を取得しています。 でも、鍼は使わず、手技のみで「筋膜(fascia)」の調整をしています。 イタリアの理学療法士、ルイージ・ステッコ氏によって考案された『筋膜マニピュレーション®』の国際コースを全て修了しています。さらに、2018年6月にイタリア本部で試験を受けて、筋膜マニピュレーション®セラピスト(Certified Fascial Manipulation® Specialist)として正式に認定されました。この認定を受けているのは日本ではまだ24人。さらに、イタリア本部で試験を受けたのは6人だけ。日本では数少ない筋膜のプロフェッショナルです。
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