【活動報告】Fascial Manipulation® 国際コース Level 3 通訳レポート
2026年9月14日から18日までの5日間、研究学園で開催されたFascial Manipulation®(筋膜マニピュレーション/以下FM)国際コース Level 3 にて、通訳を務めさせていただきました。
今回の講師は、イタリアから来日されたGian Luca Depriori 先生 (PT) と 、カナダからのAnna Davenport 先生 (MD)。お二人の圧倒的な知識と一流の技術に触れ、そして大いに笑った、濃密な5日間のご報告です。
この記事の内容
レベル3の核心:内部臓器と筋骨格系の「深いつながり」
これまでのFM(レベル1〜2)が主に筋骨格系の痛みや不調を扱ってきたのに対し、レベル3の対象は「内部機能障害(内臓器の不調など)」です。
具体的には、呼吸器、消化器、内分泌器、造血器、泌尿器、循環器、受容器です。
Anna先生の講義を通して、内部筋膜と筋骨格系の深いつながり、そしてその連続性を改めて再認識しました。FMで常に重要視しているのは、「解剖学」「生理学」「機能」という3つの観点です。
一見すると複雑極まりない人体も、この3つのフィルターを通して筋膜の繋がりからみていくことで、非常にシンプルに捉え直すことができます。今回の講義で、そのFMの最もベーシックでありながら奥深い部分が、自分の中で少しクリアに理解できた気がしています。
Gian Luca先生から学んだ「一流の触診」と「臨床力」
Gian Luca先生は、他のレベル3・4のティーチャーたちも絶賛するほど臨床力が非常に高い先生です。豊富な臨床経験に裏打ちされた適切な具体例を交えた解説は、本当に分かりやすく説得力がありました。
そして何より驚かされたのは、その「触診の技術」でした。実技パートで通訳として真横で手技を見ていると、自分のこれまでの認識と違うポイントや膜の触り方があり、多くの学びがありました。
「ここはもっとこう触るべきだったのか」と、目から鱗が落ちる瞬間が何度もありました。この学びは絶対に忘れないうちにと思い、早速、副院長にも伝達講習を行いました。これからの自分の臨床にどう活かしていけるか、今から楽しみで仕方がありません。

オフタイムの思い出:心身ともに「フル回転」の5日間
今回の通訳パートナーは、NYでご活躍されている須賀先生でした。須賀先生は僕の「通訳の師匠」であり、20歳くらい年下ですが、心から尊敬する先生です。
そんな師匠とのオフタイムは……とにかくアクティブでした(笑)。 講義の合間や終了後に、散歩、筋トレ、坂道スプリント、さらには雨の中でのサッカー練習まで! おかげで最終日は全身筋肉痛でしたが、これ以上ないほど有意義で熱い時間を過ごすことができました。

また、Gian Luca先生、Anna先生とは「スシロー」へ行ったり、最終日には秋葉原で一緒にラーメンをすするなど、日本ならではの食文化も一緒に楽しみました。お二人とも大満足のようでした。

Gian Luca先生からはイタリア語の挨拶を教えていただき、期間中は毎日イタリア語で挨拶を交わしました。これが思いのほか楽しくて、「イタリア人講師たちとイタリア語で直接ディスカッションできたら……」と想像するだけでテンションが上がってしまい、これから本格的にイタリア語も学んでいこうと決意しました。
おわりに
一流の知識と技術に触れ、自分の臨床の現在地を確認し、そして国境や年齢を超えた仲間たちと全力で学び、全力で遊んだ5日間。とにかく楽しく、大いに笑った最高のコースでした。
素晴らしい講義をしてくださったGian Luca先生、Anna先生、そして通訳の師匠である須賀先生、熱心に受講していた皆様に深く感謝申し上げます。
ここで得た一流の触診技術と新たな視点を、当院での日々の施術にしっかりと還元してまいります!