【活動報告】Fascial ManipulationⓇ国際コースレベル2に通訳として参加しました!
この記事の内容
2023年8月 Fascial Manipulation level 2 in 両国
2023年8月29日から9月3日にかけて、Fascial Manipulation レベル2の国際コースが両国で開催されました。
講師(ティーチャー)はMarco Pintucci(マルコ・ピントゥッチ)先生。
ブラジル在住のイタリア人です。
※この写真は2020年2月のものです
通訳としての仕事
このレベル2の国際コースに8/29から9/2の日程で、私(柿沼秀樹)も通訳として参加してきました!
前方右手でマイクを持ったグレーのシャツを着ているのが私です。
現在、日本ファッシャルマニピュレーション協会の通訳は、私を含めて5名。
その中でも、毎日臨床でFascial Manipulationを使っているのは、私とニューヨークで理学療法士をしている須賀先生(須賀先生は私の通訳の師匠みたいな方です)のみ。
私のような臨床をしているセラピストが通訳することには、意義があると個人的には思っています。
例えば、Marco先生が臨床での経験談をシェアする時、臨床家だから分かる細かいニュアンスを伝えることができるんじゃないかと。
それから、施術に関する感覚的な話などは、「それ分かるわー!」という感じでめちゃくちゃ共感するので、分かりやすく伝えられると思っています。
一方で、あまり詳しくない分野、例えば神経学的な話題になると、身構えてしまいます。
時には、ペアの通訳の先生に代わっていただくこともあります。
そんな時は、「通訳は難しいな、まだまだ未熟だな」と現実と向き合わねばなりません。
まあ、伸びしろがあるってことで、落ち込んだりはしないんですけどね。
実技の時間
研修中は、講義だけでなく、この写真のように実技の時間もたっぷりとあります。
この場面では、実技を行う際の気を付ける点やコツなどを先生が解説されていました。
こういう実技の時間に通訳の必要がない場合、私も実技指導を行っています。
実は、実技指導は大好物です(笑)。
学生時代に学習塾で英語を教えていたからなのか、自分の経験や知識を伝えることに喜びを感じます。
あまりにも楽しいので、近い将来Fascial Manipulationセラピストのためのワークショップを開催しようと目論んでいます。
治療のデモンストレーション
コースの中では、治療のデモンストレーションも行われます。
Marco先生が参加者の前で実際に患者さんを治療するのです。
これで問診のやり方、評価表(患者さんの情報をまとめる表)の書き方、動きの検査、触診から治療まで、全体の流れを確認することができます。
Marco先生の治療デモをみると、必ず気づきがあります。
そういう気づきを臨床に活かせるのも、通訳としての特権かもしれません。
まとめ
私が通訳をしている一番の理由は、Fascial Manipulationという治療が大好きだから。
FMに携わっていること自体が幸せな体験なのです。
もちろん、参加者のためにできるだけのことをしたいと思って取り組んでいるのですが、振り返ってみると、結局は通訳を通して多くの学びや気づきがあって、めちゃくちゃ自分のためになっているのです。
これからも可能な限り通訳として関わっていこうと思っています。