筋膜のつながり(動画)【閲覧注意!人体解剖が苦手な方は見ないでください】
こんにちは!
筋膜のことを考え出したら夜も眠れなくなっちゃう程の筋膜オタク、柿沼秀樹です。
今回は「筋膜のつながり」について。
僕たち筋膜の専門家は「筋膜の連続性」と表現します。
筋膜のつながり=筋膜の連続性
実はこれ、ものすごく大事な筋膜の特徴なのです。
この記事の内容
筋膜の歴史
私たちの体は筋膜という膜組織に全身を包まれています。
英語では、fascia(ファッシャ)と言います。
fascia(ファッシャ)は筋肉を包んでいるだけでなく、血管や神経、腱(けん)や靭帯(じんたい)内臓まで覆っています。
本来ならば、「筋膜」というより「膜」という訳語が相応しいのかもしれません。
つい最近まで解剖学においてfascia(ファッシャ)は邪魔者扱いされていました。
筋肉や内臓などを直に観察するのに取り除かなければならないモノだったからです。
その働きや重要性について考えられることはありませんでした。
ところが、最近になってようやくその重要性が明らかになってきました。
筋膜の3つの特徴とその1つである筋膜のつながりがよく分かる動画をご紹介します。
筋膜の3つの特徴
1.体を支える「第2の骨格」
筋膜は「第2の骨格」と呼ばれて、骨や筋肉と共に体を支える大切な役割を担っています。
今年(2018)の1月にアメリカで解剖実習のコースに参加しました。
「百聞は一見に如かず」とはこのことでした。
全身をボディースーツのように覆っている筋膜を取り除いてしまうと、筋肉たちはダラーンと力なく垂れ下がってしまうのです。
そうなると、とても人の形を留めておけないのです。
人の体を人の形に支えているのは、実は筋膜だったのです。
2.感覚を伝える
筋膜には痛みや温度、圧迫(押されている)、触覚(触られている)などの感覚を伝えるセンサーがたくさん内蔵されています。
その数なんと筋肉の6~10倍とも言われています。
痛みに関して言えば、センサーがたくさんあるということは、それだけ痛みを感じやすいということです。
つまり、筋膜の異常は痛みの原因になるのです。
当然、痛みの改善には筋膜へのアプローチが効く!ってことになりますよね。
3.筋膜のつながり=連続性
冒頭でも紹介しましたが、筋膜は全身つながっています。
筋肉だけでなく、血管や神経にまで。
それだけではなくて、内臓もfascia(ファッシャ)に覆われているのです。
しかもその線維はつながっています。
この膜と膜とのつながりが離れたところに影響を及ぼす原因になります。
例えば、手首の筋膜の固さが肩の痛みの原因になります。
例えば、腕の筋膜は心臓を包む膜とつながっているし、太ももの内側の筋膜は腎臓を覆っている膜とつながっているのです。
これは、話し出したらキリがない壮大なスケールなんですよ。
マジで。
筋膜のつながりがよく分かる動画【閲覧注意!】
ということで、本日のメインイベント。
筋膜のつながりがよく分かる動画をご紹介します。
人体解剖が苦手な方はご覧にならないでください。
気持ち悪くなっても責任取れませんからねー。
それでは、どうぞ!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
僕にとってはとても美しいものなのです。
機能美、とでも言うのでしょうか。
筋膜には無限の可能性があると感じています。
これまでは、骨格や筋肉のバランスを整えることで症状を改善する治療法が主流でしたが、これからは筋膜への施術が取って代わると確信しています。
なぜなら、その方が圧倒的に効果が高いから。
従来の治療法では歯が立たなかった症例も筋膜へのアプローチで改善する可能性があります。
これは、治療家にとってすごーく魅力的なことで、ワクワクしちゃうのです。
あの時治せなかったあの方も、筋膜ならなんとかできるんじゃないかと。
筋膜マニピュレーション®と出会えた自分は本当に幸せ者だなぁ。
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