捻挫後遺症、アキレス腱炎、足底筋膜炎、有痛性外脛骨、シンスプリント、腱鞘炎・ばね指、野球肩、テニス肘など 小田急線喜多見駅から徒歩2分

【30代男性×アキレス腱痛×バスケ復帰】階段すら辛かった痛みの原因は「意外な場所」に?再発を繰り返す痛みを克服した軌跡

 
この記事を書いている人 - WRITER -
鍼灸師、あんま・マッサージ・指圧師の国家資格を取得しています。 でも、鍼は使わず、手技のみで「筋膜(fascia)」の調整をしています。 イタリアの理学療法士、ルイージ・ステッコ氏によって考案された『筋膜マニピュレーション®』の国際コースを全て修了しています。さらに、2018年6月にイタリア本部で試験を受けて、筋膜マニピュレーション®セラピスト(Certified Fascial Manipulation® Specialist)として正式に認定されました。この認定を受けているのは日本ではまだ24人。さらに、イタリア本部で試験を受けたのは6人だけ。日本では数少ない筋膜のプロフェッショナルです。
詳しいプロフィールはこちら

「もう、全力でジャンプすることなんてできないのかもしれない……」

大好きなバスケットボールを再開したものの、襲いかかるアキレス腱の痛み。休んでも整体院に通っても良くならず、気づけば階段を下りる日常動作ですら顔をしかめる日々。

今回は、何度も痛みがぶり返し、一時は「一生このままなのではないか」という恐怖を抱えていたMさんが、いかにして再びコートを駆け回れるようになったのか、その軌跡をご紹介します。

【患者様のプロフィール】

  • お名前: Mさん(30代・男性)
  • 職業: 会社員(デスクワーク中心)
  • 趣味: バスケットボール(中学・高校経験者。5年前から再開)
  • お悩み: 左アキレス腱の痛み
    • 走る、ジャンプ、階段を下りる動作で激痛が走る。
    • バスケの後2〜3日は痛みが続き、アキレス腱を指で押すと鋭い痛みがある。
  • 既往歴(過去の怪我や病気など): 中学時代:右足関節捻挫(その後数回繰り返す)
    • 大学時代:潰瘍性大腸炎(1ヶ月以上の入院。現在は寛解しているが定期観察中)

※写真はご本人にご協力いただきました

【大好きなバスケが「痛みと不安」に変わった日】

中学・高校と打ち込んだバスケットボール。社会人になり、5年前から再びコートに立ち始めたMさんにとって、バスケは日々のストレスを解消し、自分を取り戻す大切な時間でした。

しかし、3年ほど前からアキレス腱に違和感が出始めます。 最初は「少し無理をしたかな」と休めば落ち着いていましたが、3ヶ月前からは状況が一変。休んでも痛みが引かず、ついには「階段をまともに下りられない」というレベルまで悪化してしまいました。

近所の整骨院に通うも、その場しのぎの感は否めず、変化を感じられない日々。 「このままプレーを諦めるしかないのか」「何をしても良くならないのではないか」 そんな底の見えない不安を抱え、Mさんは当院の門を叩かれました。

なぜ「アキレス腱」を治療しても治らなかったのか?

私たちは当初、バスケによる「使いすぎ(オーバーユース)」と「過去の捻挫による足首の歪み」を疑いました。いわゆる「筋骨格系(運動器官)」のアプローチです。

初回の施術で、痛みはその場で消失しました。しかし、1週間後にはまた元の痛みに戻ってしまう。3回目までアプローチを変えつつ継続しましたが、やはり「痛みは戻る」のです。

ここで私たちは考えました。 「筋肉や骨格以外の場所に、アキレス腱を引っ張り続けている『真犯人』がいるのではないか?」

そこで詳しくお話を伺う中で浮上したのが、大学時代の「潰瘍性大腸炎」という既往歴でした。

イタリア式筋膜リリース(Fascial Manipulation®)でなぜ治ったのか?

なぜ「アキレス腱」の痛みが「お腹(内臓)」と関係しているのでしょうか?

筋膜(fascia:ファシア)は、筋肉だけでなく内臓の一つひとつをも包み込み、全身を繋いでいる巨大なネットワークです。たとえ病気自体が「寛解」していても、炎症を経験した内臓の周りの筋膜は、硬く、厚くなってしまうことがあります。

Mさんの場合、過去の潰瘍性大腸炎によって腹部の筋膜に「重度の高密度化(硬さ)」が生じていたと考えられます。

お腹の筋膜が硬くなると、全身タイツをギュッとお腹で縛り上げたような状態になり、その張力が筋膜のラインを伝わって、最終的にアキレス腱を過剰に引っ張り続けていたのです。いくらアキレス腱をケアしても、お腹からの「引っ張り(牽引)」が止まらない限り、痛みは何度でもぶり返してしまいます。

改善までの歩み:初回来院から卒業までのリアルな経過

  • 1回目〜3回目: 足首周りの筋膜を調整。その場では良くなるが、1週間で痛みが戻ってしまう。「またか…」というMさんの落胆が伝わる時期でした。
  • 4回目(転機): 何かがおかしいと考えてMさんにお尋ねすると、「潰瘍性大腸炎」であったことが判明。視点を変えて「内臓(消化器系)」の筋膜へアプローチ」に切り替えると、 腹部に非常に強い硬さを発見し、そこを重点的にリリースしました。
  • 5回目(2週間後): Mさんの表情がパッと明るくなります。「先週から明らかに違う。バスケをしても痛みが元通りにならない!」
  • 6回目〜7回目: 継続してお腹の筋膜を調整。日常生活での痛みは完全にゼロになり、ジャンプへの恐怖心も消失。

痛みから解放された、新しい生活

それから2ヶ月後。別の症状で来院されたMさんは、以前とは別人のような笑顔でした。

「今はもう、何の怖さもなく存分にバスケができています。階段も、あんなに怖かったのが嘘のようです!」

アキレス腱の痛みに縛られ、プレーをセーブしていた日々。今、Mさんはコートの上を自由に駆け回り、スポーツができる喜びを全身で噛み締めています。

諦める前に、もう一度だけ希望を信じてみませんか?

「どこへ行っても良くならない」「休んでも痛みが戻る」 そんな悩みを持っている方は、どうか自分を責めたり、諦めたりしないでください。

あなたの痛みの原因は、あなたが今触っている場所にはないかもしれません。 過去の怪我、手術の跡、あるいは内臓の不調。体はすべてを記憶し、筋膜を通じて繋がっています。

私たちは、その複雑に絡まった原因を一つひとつ紐解き、あなたが再び「やりたいこと」に夢中になれるようサポートします。一緒に、あなたの本当の原因を見つけ出しましょう。

同じ悩みを持つ方は、ぜひ一度ご相談ください!

この記事を書いている人 - WRITER -
鍼灸師、あんま・マッサージ・指圧師の国家資格を取得しています。 でも、鍼は使わず、手技のみで「筋膜(fascia)」の調整をしています。 イタリアの理学療法士、ルイージ・ステッコ氏によって考案された『筋膜マニピュレーション®』の国際コースを全て修了しています。さらに、2018年6月にイタリア本部で試験を受けて、筋膜マニピュレーション®セラピスト(Certified Fascial Manipulation® Specialist)として正式に認定されました。この認定を受けているのは日本ではまだ24人。さらに、イタリア本部で試験を受けたのは6人だけ。日本では数少ない筋膜のプロフェッショナルです。
詳しいプロフィールはこちら

- Comments -

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です