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有痛性外脛骨は手術しないと治らない?いえいえ、筋膜マニピュレーション®で改善できます!

 
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鍼灸師、あんま・マッサージ・指圧師の国家資格を取得しています。 でも、鍼は使わず、手技のみで「筋膜(fascia)」の調整をしています。 イタリアの理学療法士、ルイージ・ステッコ氏によって考案された『筋膜マニピュレーション®』の国際コースを全て修了しています。さらに、2018年6月にイタリア本部で試験を受けて、筋膜マニピュレーション®セラピスト(Certified Fascial Manipulation® Specialist)として正式に認定されました。この認定を受けているのは日本ではまだ24人。さらに、イタリア本部で試験を受けたのは6人だけ。日本では数少ない筋膜のプロフェッショナルです。
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こんにちは!

世田谷エリアで唯一の筋膜マニピュレーション®公式認定セラピスト、柿沼秀樹です。

あなたがこのページを読んでくださっているということは、あなたご自身かあなたのお子さんが「有痛性外脛骨」にお悩みだと思います。

「整形外科で有痛性外脛骨と診断された!それって何?どうしたらいいの?」

「1か月も練習を休んで安静にしていたのに、復帰したらまた痛くなっちゃった!」

「もうすぐ大事な大会なのに練習も満足にできない!どうしよう」

お子さんがそんな状態だったら心配ですよね。

そのお気持ちよく分かります。

実は私の息子(次男)はサッカーをやっていたのですが、高校2年の2月末に右の半月板を痛めて長い間競技復帰出来ずにいました。

満足に練習もできない姿を見るのは苦しかった。

「なんとかしてあげたい」と思うのが親心ですよね。

「有痛性外脛骨」は一般的にはあまり知られていないですが、

  • 「なかなか痛みが取れない」
  • 「再発しやすい」
  • 「治りにくい」

スポーツ障害の一つです。

整形外科では、「治すには手術しかない」などと言われたりします。

厄介なのはスポーツの盛んな思春期(小学校高学年から高校生)に起こりやすいということ。

その時期しかできないスポーツ活動を長期間休むことになってしまいます。

こんな残念なことはありません。

「うちの息子の様な選手を1人でも少なくしたい!」そういう想いでこの記事を書いています。

従来の方法では治りにくい「有痛性外脛骨」ですが、「筋膜」という組織へアプローチするとかなりの確率で改善がみられます。

そのことを改善例と共に紹介したいと思います。

有痛性外脛骨の原因

外脛骨というのは内踝(うちくるぶし)の前方足底側にある余分な骨(過剰骨)のことで、一般的に15~20%の人にみられるものです。

外脛骨があること自体は問題ではありませんが、この骨の辺りが痛むようになった状態を「有痛性外脛骨」と言います。

下の図の矢印で示した辺りを押すと痛みます。

引用元:日本整形外科スポーツ医学会「有痛性外脛骨」PDF

下の図のように後脛骨筋(ふくらはぎの内側の筋肉)の腱が骨(外脛骨)を引っ張ってしまって炎症を起こすことで痛みが発生すると考えられています。

腱が骨を引っ張ってしまう原因は

  1. 急な運動量の増加
  2. 捻挫などの外傷
  3. 同じ動きによる繰り返しの負担
  4. 偏平足(余計に腱が骨を引っ張ってしまう構造)

などが考えられます。

引用元:日本整形外科スポーツ医学会「有痛性外脛骨」PDF

有痛性外脛骨の一般的な治療法

後脛骨筋(ふくらはぎの内側の筋肉)の腱が外脛骨を引っ張って炎症を起こしてしまうことが原因なので、治療の目的は

  1. 後脛骨筋腱が外脛骨を引っ張らないようにする
  2. 炎症を抑える

この2つが基本になります。

具体的な処置としては、

後脛骨筋(ふくらはぎの内側の筋肉)の腱が外脛骨を引っ張ってしまう対策として

  • ふくらはぎの筋肉(後脛骨筋)のマッサージ
  • ふくらはぎの筋肉(後脛骨筋)のストレッチ
  • 偏平足のためのインソール(足底板)
  • 牽引を防ぐテーピング

炎症の対策として

  • 安静にする、練習を休む、運動を制限する
  • 湿布を貼る
  • アイシングをする

これらの処置をして長期間改善しない場合や再発を繰り返す場合は、「手術しかない」と言われることが多いようですね。

これらの対処法では治らない理由

ここまであなたが読み進めてくれたということは、こういった方法では良くならなかったからですよね。

そうです、これではなかなか改善しないことがほとんどです。

「お医者さんの言う通りに1か月安静にしていたのに」

「勧められたストレッチもマッサージもちゃんとやってるのに」

良くなってないですよね。

なぜでしょう?

それは、「原因と考えられていることが本当の原因ではない」からです。

「ふくらはぎの筋肉(後脛骨筋)の腱が外脛骨を引っ張ってしまうから痛む」と考えられてきましたが、どうもそうではないらしい。

その証拠にふくらはぎの筋肉(後脛骨筋)をいくら弛めても痛みは取れない。

更には手術をして外脛骨を取り除いても再発する人もいる。

そうなると、ふくらはぎの筋肉(後脛骨筋)や外脛骨が直接の原因ではないと考えざるを得ない

ですよね?

では、本当の原因はどこにあるのか?

有痛性外脛骨の原因は筋膜にある

と私は考えています。

「えっ!筋膜ってなに?」

といま思いましたね?笑

長くなるので詳しい説明は別な機会に譲りたいと思います。

ここではごく簡単に説明しますね。

筋膜とは筋肉を覆っている膜のことです。

ひとつひとつの筋肉を包んでいるものもあれば、その上から全身をウェットスーツのように覆っているものもあります。

実はこの筋膜には痛みのセンサーがたくさんあって、筋膜が緊張して固くなると痛みを感じるようになります。

そう、痛みを感じているのは「筋膜」なのです!

「有痛性外脛骨」は、余分な外脛骨があることで筋膜に緊張がうまれて痛みを引き起こしている!

というのが私の仮説です。

筋膜の緊張が痛みの原因ならば、筋膜へ働きかけなければよくなりませんよね?

だから、マッサージやストレッチで筋肉をゆるめてもダメなんです。

だから、手術をして外脛骨を取り除いても再発することがあるんです。

筋膜の緊張をゆるめてあげない限り、痛みは続く(再発する)んです。

チアリーダー(小6)の改善例(動画あり)

チアリーディングをやっている小学6年生のAちゃん。

とても強いチームに所属していて、練習も厳しいようです。

ひと月ほど前、練習中に足を軽くひねってしまいました。

その後から左足の内側に痛みを感じるようになりました。

整形外科では「有痛性外脛骨」と診断されました。

指示通りに練習を休んだり、アイシングをしているのに良くなりません。

練習中も痛むし、練習の後は腫れてしまいます。

  • つま先立ちで痛む
  • 触れるだけで痛む
  • ジャンプするとすごーく痛む
  • 土踏まずを床に押し付けるようにしても痛む

という状態でした。

早速、筋膜の状態をチェック!

下の図の赤い点の辺りに筋膜のシコリができていました。

このシコリがあることで筋膜に緊張がうまれて痛みを感じるのです。

上の写真のように筋膜のシコリをしっかりリリースすると、症状はきれいになくなりました!

下の動画はAちゃんの施術後のものです。

「全然痛くない!」

「全く痛くない!」

とってもうれしそうな笑顔をみせてくれました。

まとめ

有痛性外脛骨はふくらはぎの内側の筋肉(後脛骨筋)の腱が余分な骨(外脛骨)を引っ張って炎症を起こすと考えられています。

でも、これまでのストレッチやマッサージやアイシングなどの対処法ではなかなか改善しません

それは痛みの原因がふくらはぎの筋肉(後脛骨筋)の腱や余分な骨(外脛骨)ではないからではないでしょうか。

本当に痛みの原因になっているのは、「筋膜の緊張」だと私は考えています。

そして、筋膜の緊張をゆるめることで沢山の方が改善されるのをみてきました。

だから自信をもってこう言えます、

有痛性外脛骨には筋膜調整(筋膜マニピュレーション®)が効きます!と。

部活動などでスポーツに打ち込める時期はそう長くありません。

もし、お子さんが有痛性外脛骨でお悩みなら、筋膜マニピュレーション®をおすすめします。

この記事が競技復帰や改善への手がかりになることを祈っています。

有痛性外脛骨の記事はこちらにもあります。↓

『ダンサーの有痛性外脛骨、「手術するしかない」と言われたけど、筋膜調整で改善!』

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鍼灸師、あんま・マッサージ・指圧師の国家資格を取得しています。 でも、鍼は使わず、手技のみで「筋膜(fascia)」の調整をしています。 イタリアの理学療法士、ルイージ・ステッコ氏によって考案された『筋膜マニピュレーション®』の国際コースを全て修了しています。さらに、2018年6月にイタリア本部で試験を受けて、筋膜マニピュレーション®セラピスト(Certified Fascial Manipulation® Specialist)として正式に認定されました。この認定を受けているのは日本ではまだ24人。さらに、イタリア本部で試験を受けたのは6人だけ。日本では数少ない筋膜のプロフェッショナルです。
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