手首の腱鞘炎(ドケルバン病)が3回の施術で改善!
手首の腱鞘炎(ドケルバン病)の改善例をご紹介します。
この記事の内容
3か月半治らなかった「手首の腱鞘炎(ドケルバン病)」の改善例
手首の腱鞘炎(ドケルバン病)にお悩みだったのはBさん(60代女性)。
Bさんのお仕事は事務職。
特に手を酷使するような環境ではないそうですが、昨年末に「手首の腱鞘炎(ドケルバン病)」を発症。
整形外科をはじめ、いろいろな治療を試してみましたが改善されず、3か月半経ったところでご来院いただきました。
以下、Bさんのお話。
昨年末から左の手首が痛むようになり、整形外科を受診したら「手首の腱鞘炎」と診断されました。
その時、親指を握って手首を小指側に倒す検査(フィンケルシュタインテストと言います)をしたのですが、もう激痛で1mmも手首を動かすことができませんでした。
整形外科では全く改善せず、いろいろなマッサージやストレッチも試してみましたが効果は一時的でした。
日常生活では、洗い物をする時にお皿を持てないので不自由しています。
治る兆しが全くないので、なんとかしなくてはと思い、ネット検索でこちらをみつけて伺いました。
手首の腱鞘炎(ドケルバン病)にお悩みのBさんの症状
先ずは、痛む場所を確認します。
※写真はご本人にご協力いただきました
痛む場所は、手首の親指側。
続いて、痛む動きは2つありました。
先ずは、親指を握って、手首を小指側に倒す動き。
これは、フィンケルシュタインテストという手首の腱鞘炎の検査です。
治療前は親指を握るだけで痛みが出てしまい、手首を動かすことはできませんでした。
写真は3回目の治療の後に取らせていただいたものです。
もう一つは、写真のように食器を持つこと。
これが出来なかったので、洗い物で不自由をされていました。
手首の腱鞘炎(ドケルバン病)でお悩みのBさんの筋膜の状態をチェック!
Bさんのお仕事はデスクワークですが、特別に手を酷使するようなものではないそうです。
しかも、右利きなので、左手を使いすぎるような自覚もありませんでした。
一般的に、中高年の女性に腱鞘炎が多いのはホルモンバランスの急激な変化が影響しているのではないか、と言われています。
Bさんのケースもホルモンの影響があるのかもしれません。
過去に手首や肘に怪我をしたこともなかったので、肩から指までの筋膜の状態をチェックしました。
赤い点が痛む場所
黄色い点が筋膜が固くなっている(滑りが悪くなっている)場所です。
手首の腱鞘炎(ドケルバン病)にお悩みのBさんの筋膜調整した結果は?
初回の施術
初回の治療では以下の黄色い点をリリースしました。
治療直後に、親指を握れるようになり、手首も少し動かせるようになりました。
2回目の施術
2回目は、3週間後。
その後の状態を確認すると、「ずいぶん良くなりました!8割以上改善している感じです」と仰ってくださいました。
2回目も初回と同じポイントを施術しました。
3回目の施術
3回目は5週間後。
「もう95%は回復してます!あと少しだけ気になります」
ということで、以下のポイントを治療しました。
以上、3回の施術で「99%改善しました!」と仰っていただきました。
実は、「あと1%も治したい」ということで、5週間後にもう一度ご来院。
「肘を曲げた状態で、手首を外側に捻ると微かに痛む」という症状でしたが、施術後にはそれもなくなり、大変喜んでいただけました。
まとめ
手首の腱鞘炎(ドケルバン病)は、筋膜調整(Fascial ManipulationⓇ)と相性の良い疾患です。
これまで多くの方が改善されるのをみてきました。
おそらく、Bさんのケースも女性ホルモンの影響が少なからずあったと考えられます。
エストロゲンというホルモンが減少すると、筋膜が固くなる(滑りが悪くなる)ことが多くの研究から分かっています。
でも、あきらめるのは早いです。
今回のように、筋膜にアプローチすることで改善が期待できます。
あなたの手首の腱鞘炎(ドケルバン病)もこの方法なら改善できるかもしれません。
痛みのない生活を手に入れるために、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。