捻挫後遺症、アキレス腱炎、足底筋膜炎、有痛性外脛骨、シンスプリント、腱鞘炎・ばね指、野球肩、テニス肘など 小田急線喜多見駅から徒歩1分

1年続く慢性腰痛と股関節の痛みが改善した50代男性の事例|「腰以外」に原因が…⁉

WRITER
 
この記事を書いている人 - WRITER -
幼少期から大学までサッカー選手になることを夢見ていましたが、怪我を繰り返し、実力的にも難しいと感じてその道を断念。 ならば、「自分が治す人になろう。」と思い、専門学校に入学し理学療法士の国家資格を取得しました。 赤十字病院で整形外科を中心に中枢、内部疾患にも携わりながら約3年間勤務。筋膜マニピュレーション(Fascial Manipulation®)認定セラピスト(日本ではまだ24人しかいない)である院長から2年以上指導を受け、現在は認定セラピストを目指し臨床に専念しています。

「どこに行っても良くならない」慢性腰痛に悩んでいませんか?

整形外科に行っても湿布と痛み止めだけ。
整体に通っても、その場限りで元に戻る。

慢性的な腰痛を抱えている方の中には、こうした経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

今回は、1年以上続く左腰の痛みと股関節の奥の痛みでお悩みだった50代男性の改善事例をご紹介します。
なぜ他院で改善しなかったのか、筋膜の視点からどうアプローチしたのかを解説します。

痛む場所を抑える、介護職に従事するMさん(50代男性)
※写真は本人にご協力いただきました

患者さんの状態:1年続く「重だるく、鋭い」痛み

ご来院されたのは、介護職に従事するMさん(50代の男性)です。

主な症状は以下の通りでした。

  • 左腰の痛み(約1年前から)
  • 左股関節の奥の方の痛み(約3ヶ月前から)
  • 長時間の歩行や座位で痛みが増す
  • 身体を捻ったり横に倒したりすると腰が痛む
  • 時々ピリッとした鋭い痛みが走る

以下Mさんのお話

介護のお仕事では、前かがみや身体を捻る動作が多くなります。
日常的に腰への負担が大きい環境でした。
それもあってか、1年程前から慢性腰痛に悩まされています。
また、約3ヶ月前からは股関節にも痛みが走るようになりました。
前かがみや身体を捻る動作で痛いのはわかるのですが、何をしたわけでもないのに腰や股関節が痛むこともあります。
他の整体にも通ったりはしましたが、改善しない期間が続いていました。
そこで新しいアプローチを試してみようと探していたところ、こちらを見つけて来てみました。

特徴的だったのは、痛みの場所がはっきりしない点です。
「ここが痛い」と指させる痛みではなく、奥の方がぼんやり痛むという訴えでした。

側屈で左腰に痛みがでる
※写真は本人にご協力いただきました

慢性腰痛の原因は「腰」だけとは限らない

一般的に腰痛というと、腰の筋肉や骨盤の問題と思われがちです。
しかし、腰だけを施術しても改善しないケースがあります。

その理由のひとつが筋膜のつながりです。

筋膜とは、筋肉や骨、内臓を包み込む薄い膜のことです。
全身をボディスーツのように覆い、各部位をつなげています。

ここで重要なのは、筋膜は筋肉だけでなく内臓も包んでいるという点です。
たとえば、呼吸に関わる横隔膜は背骨にもつながっています。
内臓の不調が筋膜を通じて、腰や股関節に影響を及ぼすことがあるのです。

つまり慢性腰痛の原因は、以下のように多岐にわたる可能性があります。

  • 腰周辺の筋肉や関節の問題
  • 離れた部位の筋肉・筋膜の硬さ
  • 内臓を包む筋膜の緊張や機能低下

など

身体の歴史を読み解く:過去のケガや内臓が腰痛に関係?

当院で行うFascial Manipulation®(筋膜マニピュレーション)では、痛みのある部位だけでなく、身体全体の筋膜を評価することにあります。
特に、過去の病歴や不調の履歴を丁寧に伺い、筋膜の硬さがどのように現在の症状を引き起こしているのかを考えていきます。

今回の患者さんのカウンセリングでは、重要な情報が見えてきました。

  • 20年前から喘息を繰り返している
  • 10年前に脂肪肝を指摘された
  • 4年前に機能性ディスペプシア(胃の機能的な不調)と言われた
  • 過去にアキレス腱炎やジャンパー膝の経験もある

一見、腰痛とは無関係に思えるかもしれません。
しかし筋膜の視点で見ると、これらは大きなヒントになります。

呼吸器や消化器の不調は、それらを包む筋膜の緊張を生みます。
その緊張が筋膜のつながりを通じて、腰や股関節に影響していた可能性があるのです。

また、奥の方のぼんやりとした痛みという訴えも、筋肉や関節だけの問題ではなく、内臓を包む筋膜が関わっているサインと考えました。

施術の内容:なぜ腰から離れた「手」や「すね」にアプローチしたのか

評価の結果から、今回は筋肉系と内臓系の筋膜、両面からのアプローチが必要と判断しました。

実際にアプローチした部位は、腰そのものではなく、以下の部位です。
赤い点=痛む場所
黄色い点=施術した場所

  • 股関節の前面
  • 臀部
  • 手の母指球(親指の付け根のふくらみ)
  • 肩甲骨の周辺
  • すねの外側

「腰が痛いのに、なぜ手やすねを施術するのか」と疑問に思われるかもしれません。

前述しましたが筋膜は全身でつながっています。
腰から離れた場所の筋膜の硬さが、腰や股関節の動きを制限していることがあります。

私たちは、筋膜の動きが悪くなっている要所を見つけ出し、痛みのある場所だけを施術するのではなく、筋膜のつながりをたどりながら、根本的な原因となっているポイントを見つけて施術します。

施術後の変化と、ご本人からいただいた声

施術は約2ヶ月間で計4回行いました。

痛みの経過(10段階評価)

初回施術から約3週間後には、10段階中10だった痛みが3程度まで軽減しました。

その後さらに改善が進み、3回目のご来院時には違和感程度に。
4回目においては、腰や股関節の痛みは消失しており、別の症状(膝)でのご来院でした。

Google口コミより:喜びの声をいただきました!

実際に施術を受けられた患者さんから、このような感想をいただいています。

「1年治らなかった左腰と股関節の痛み張りを施術いただきました。施術は痛いですが、通院前の痛みを10とすると、施術1回で痛みが3、2回目で1まで痛み減少しました。通う度に痛みがなくなります。」

「施術は痛い」という率直なご感想もいただいています。
Fascial Manipulation® の施術では、筋膜の硬くなったポイントにしっかりとアプローチするため、施術中に痛みを感じることがあります。
しかし、その分しっかりとした変化を感じていただける方が多いです。

この症例から考えられること:なぜ改善につながったのか

この方の改善には、3つのポイントがあったと考えています。

1. 痛みの本質を見極めたこと

「奥の方が痛い」という漠然とした訴えを、単なる不定愁訴として片付けませんでした。
内臓の既往歴と合わせて筋膜の視点から評価したことで、アプローチの方向性が明確になりました。

2. 全身の筋膜バランスを整えたこと

腰だけでなく、手や肩甲骨、すねなど全身の筋膜にアプローチしました。
Fascial Manipulation® の理論に基づき、筋膜のつながりをたどって原因に迫りました。

3. 筋肉系と内臓系の両面からアプローチしたこと

アキレス腱炎やジャンパー膝の既往から筋骨格系の問題、喘息や胃の不調から内臓を包む筋膜の問題、両方が複合的に影響していたと考えられます。
この両面から施術を組み立てたことが、改善の要因と考えています。

一般的な整体では、腰痛に対して腰の筋肉をほぐしたり骨盤を矯正したりすることが多いです。
それが有効なケースもあります。

しかし、それだけでは改善しない場合、筋膜のつながりや内臓との関連まで視野を広げることで変化が生まれることがあります。

同じ悩みをお持ちの方へ

慢性的な腰痛や股関節の痛みで、こんなお悩みはありませんか。

  • 整形外科で「異常なし」と言われたが痛みが続いている
  • 整体や接骨院に通っても改善を感じられない
  • 痛みの場所がはっきりしない
  • 内臓の不調も同時に抱えている

このような場合、筋膜の視点からの評価で新たな可能性が見つかることがあります。

「もうどこに行っても同じかもしれない」と感じていらっしゃるかもしれません。
しかし、身体の見方を変えることで変化が生まれることがあります。

お身体のことでお悩みでしたら、一度ご相談ください。

腰痛・股関節痛のご相談は、こちらからお気軽にお問い合わせください。

この記事を書いている人 - WRITER -
幼少期から大学までサッカー選手になることを夢見ていましたが、怪我を繰り返し、実力的にも難しいと感じてその道を断念。 ならば、「自分が治す人になろう。」と思い、専門学校に入学し理学療法士の国家資格を取得しました。 赤十字病院で整形外科を中心に中枢、内部疾患にも携わりながら約3年間勤務。筋膜マニピュレーション(Fascial Manipulation®)認定セラピスト(日本ではまだ24人しかいない)である院長から2年以上指導を受け、現在は認定セラピストを目指し臨床に専念しています。

- Comments -

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です