バスケットボール選手の「ジャンパー膝」が2回の施術で改善!
「ジャンパー膝」の改善例をご紹介します。
この記事の内容
ジャンパー膝が治らないバスケットボール選手の症例
ジャンパー膝がなかなか治らなかったのは、バスケットボール選手のM君(高校生)。
M君は語学留学ではなく、バスケットボールに打ち込むために、わざわざアメリカの高校へ入学したという強者でした。
今回は夏休みを利用して帰省中で、新学期(アメリカの高校は9月に新しい学年が始まります)に向けて8月末にはアメリカへ戻るそうです。
ご来院いただいたのは、渡米まであと2週間というタイミングでした。
以下、M君の話
膝が痛くなったのは2020年の夏からでした。
新型コロナウイルスの影響でバスケができなかったので、帰国してトレーニングをしていました。
その時に右膝が痛くなってしまいました。
一時はバスケもできないほど痛かったのですが、4ヶ月くらいでだんだんと良くなってきました。
ところが、右を庇(かば)っていたせいなのか右の痛みが落ち着いてきたら、左膝が痛むようになってしまいました。
それ以来、バスケができない程ではありませんが、再発を繰り返しています。
今回も1ヶ月前に右の足首を軽く捻挫してから右膝の痛みが再発してしまいました。
9月から新学期なので、それまでに何とかしたいんです。
ジャンパー膝が治らないバスケットボール選手、M君の症状
先ずは、痛む場所を確認しました。
痛むのは膝のお皿の下、膝蓋腱(しつがいけん)という腱のある辺りです。
続いて、痛みの出る動きを確認します。
下の写真のようにランジをすると痛みます。
他にも、
- 階段の昇り
- 自転車をこぐ時
- ジャンプで着地する時
に痛みがでます。
ジャンパー膝が治らないバスケットボール選手、M君の筋膜の状態をチェック!
バスケットボールは、いわゆるコンタクトスポーツで、相手と接触することがよくあります。
その為、接触した際に怪我をするリスクが高いスポーツだと言えるでしょう。
M君も重症の捻挫の経験はありませんでしたが、軽度のものは何度か経験していました。
更に、今回は捻挫をきっかけに再発しているので、「足首との関連性が高いのでは?」と仮説をたてました。
そして、膝・足首・股関節周囲の筋膜の状態をチェックしました。
赤いポイントが痛みのある所、黄色いポイントが筋膜の固くなっている所です。
黄色い5か所の筋膜をじっくりと調整しました。
ジャンパー膝が治らないバスケットボール選手、M君を施術した結果は?
筋膜の固くなっている(滑りが悪くなっている)ところを1か所リリースする度に、ランジとジャンプをしていただいて変化があるかを確認しました。
すると、毎回痛みが減っていきました。
M君は再検査をする度に「すごいっすねー!」を連発!
どんどんと目の輝きが増していきました。
結局、1回の施術で大幅に改善して、一週間後(2回目)にいらした時には「痛みはなく、違和感が残る程度」になっていました。
2回目の施術後、一週間で渡米したM君。
持てる力を存分に発揮して欲しいものです。
※施術の効果には個人差があります。効果を保証するものではありません。
まとめ
ご覧のように「ジャンパー膝」は筋膜の施術(Fascial Manipulation®)ととても相性の良い疾患です。
これまで多くの方が改善されるのをみてきました。
もちろん、効果を保証することはできませんが、あなたのジャンパー膝もこの方法なら改善できるかもしれません。
痛みなく競技を続けるためにも、一度試してみてはいかがでしょうか?