捻挫後遺症、アキレス腱炎、足底筋膜炎、有痛性外脛骨、シンスプリント、腱鞘炎・ばね指、野球肩、テニス肘など 小田急線喜多見駅から徒歩1分

「レントゲンは異常なし」でも痛い。6週間治らなかった足首痛の正体は、膝や臀部までつながる『筋膜の硬さの連鎖』だった

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幼少期から大学までサッカー選手になることを夢見ていましたが、怪我を繰り返し、実力的にも難しいと感じてその道を断念。 ならば、「自分が治す人になろう。」と思い、専門学校に入学し理学療法士の国家資格を取得しました。 赤十字病院で整形外科を中心に中枢、内部疾患にも携わりながら約3年間勤務。筋膜マニピュレーション(Fascial Manipulation®)認定セラピスト(日本ではまだ24人しかいない)である院長から2年以上指導を受け、現在は認定セラピストを目指し臨床に専念しています。

「靭帯はもう良くなっています。少しずつ動かしてください」

整形外科でそう言われ、固定も外れた。レントゲンを撮っても異常はない。

それなのに、一歩踏み出すと痛い。ゴルフのラインを読もうとしゃがみ込むと、ズキッと鋭い痛みが走る。

「治っているはずなのに、なぜ?」

今回は、そんな「捻挫の後遺症」に悩んでいた40代男性・Fさんの改善事例をご紹介します。 病院では教えてくれない、「足首の痛みが足首にない理由」を筋膜の視点から解説します。

足首の痛みでしゃがめないFさん
※写真は本人にご協力いただきました

患者様の状態:1ヶ月半経っても引かない痛みと違和感

デスクワークの傍ら、週末のゴルフが生きがいのFさん(40代男性)。

6週間前、椅子から立ち上がろうとした際に左足首をグキッと捻ってしまいました。

  • 受傷時: 前距腓靭帯(足首の外側)付近の捻挫
  • これまでの処置: 整形外科で4週間の固定。現在は「異常なし」との診断。
  • 現在の悩み: しゃがみ込む動作で10段階中「6〜7」の痛み(ゴルフのラインが読めない!)
    • 歩行時の違和感が消えず、練習すら再開できない。
    • 「全力でゴルフができないのではない…」というもどかしさ。

原因は「中2の骨折」にまで遡る?身体の歴史を紐解く

Fascial Manipulation®(筋膜マニピュレーション)では、現在の痛みだけでなく、過去のケガの履歴を重視します。Fさんのカウンセリングで浮上したのは、意外な事実でした。

「そういえば中2の時、左足首を骨折して長く固定していました。それ以来、捻挫しやすくなった気がします」

実はこれが、今回の痛みが長引いている最大のヒントでした。

目で見なくても足の位置や動きを脳に伝える機能を「固有感覚」といい、これはいわば“身体のGPS”のような役割を担っています。Fさんの場合、20年以上前の骨折や固定の影響により、足首周りの筋膜がすでに硬くなっており、この固有感覚(感知するセンサー)や筋出力が低下していたと考えられます。

そこに今回の捻挫と4週間の固定が重なったことで、筋膜の硬さが限界を超え、痛みがなかなか改善しない状態になっていたのです。

意外な真実:足首が痛いのに、一番響いたのは「膝の裏」

評価を進めると、筋膜の硬さは足首だけにとどまらず、ふくらはぎ、膝、そしてお尻のあたりまで広がっていました。

【今回の主な施術ポイント】

赤い点=痛む場所
黄色い点=施術した場所

  • 左ふくらはぎの内側・外側
  • 膝裏・外側ハムストリングス
  • 内もも
  • 足裏
  • 坐骨(お尻)周り

施術中、Fさんが一番驚かれたのが膝の裏(外側ハムストリングス)へのアプローチでした。

「うわっ、そこが一番痛いです!足首まで響きます…!」

足首の捻挫をかばって歩いたり、過去の古傷の影響があったりすることで、筋膜のラインを通じて「膝裏」や「お尻」までパンパンに張り詰めていたのです。

この「筋膜の硬さの連鎖」を解消しない限り、いくら足首を冷やしたり休ませたりしても、痛みは消えないことが多いです。

劇的な変化:3回の施術で「違和感ゼロ」へ

施術は2週間おきのペースで計3回行いました。

回数痛みの変化(10段階)状態の変化
初回7 → 2〜3施術後すぐに歩行の痛みが消失。違和感はあるがジョギングが可能に。
2回目2 → 1ほぼ痛みなし。地面をしっかり踏めている感覚が戻る。
3回目1 → 0違和感消失。しゃがみ込みも苦にならず!

Fさんからは、「施術は正直痛かったですけど(笑)、初回から明らかに変化があって本当に来てよかったです。地面をギュッと踏み込める安定感が出て、安心してスイングできます」と、嬉しい報告をいただきました。

施術後しゃがみ込みがスムーズにできたFさん
※写真は本人にご協力いただきました

病院の「異常なし」と、私たちの「異常あり」の違い

Fさんのケースで最も重要なポイントは、「どの組織を見て、何をゴールにするか」の違いにありました。

整形外科が見るもの:構造の「修復」
整形外科の役割は、傷ついた組織を物理的に治すことです。レントゲンやMRIで「靭帯がつながっている」「骨に異常がない」ことが確認されれば、医学的には「完治」と診断されます。しかし、それはあくまで「靭帯の構造的な修復」が終わっただけに過ぎません。

私たちが診るもの:組織の「滑走性(滑り)」
私たちが注目するのは、修復された靭帯の周りにある「筋膜」の状態です。 捻挫による炎症や、その後の固定期間によって、筋膜はベタベタと癒着し、滑りが失われた状態(滑走性の低下)になっています。 この「筋膜の滑りの悪さ」はレントゲンには写りません。 しかし、これこそが「構造は治っているのに、動かすと痛い」という違和感の正体なのです。

整形外科で「もう大丈夫」と言われたのに痛むあなたへ

もしあなたが、

  • 「靭帯は治っているはずなのに、しゃがむと痛い」
  • 「足首をかばって歩く癖が抜けない」
  • 「昔の古傷があるせいか、捻挫が長引いている」とお悩みなら、それは筋膜がSOSを出しているサインかもしれません。

レントゲンに写らない痛みの正体は、意外なほど離れた場所にあることが多いのです。

大好きなスポーツや生活のしづらさを諦める前に、一度当院の筋膜アプローチを試してみませんか?

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幼少期から大学までサッカー選手になることを夢見ていましたが、怪我を繰り返し、実力的にも難しいと感じてその道を断念。 ならば、「自分が治す人になろう。」と思い、専門学校に入学し理学療法士の国家資格を取得しました。 赤十字病院で整形外科を中心に中枢、内部疾患にも携わりながら約3年間勤務。筋膜マニピュレーション(Fascial Manipulation®)認定セラピスト(日本ではまだ24人しかいない)である院長から2年以上指導を受け、現在は認定セラピストを目指し臨床に専念しています。

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