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【60代女性・看護師】レントゲン・MRI「異常なし」の膝裏の激痛。大好きなジム通いを諦めかけた彼女が、3回の筋膜調整(Fascial ManipulationⓇ)で再びスポーツジムに戻れるようになるまで

 
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鍼灸師、あんま・マッサージ・指圧師の国家資格を取得しています。 でも、鍼は使わず、手技のみで「筋膜(fascia)」の調整をしています。 イタリアの理学療法士、ルイージ・ステッコ氏によって考案された『筋膜マニピュレーション®』の国際コースを全て修了しています。さらに、2018年6月にイタリア本部で試験を受けて、筋膜マニピュレーション®セラピスト(Certified Fascial Manipulation® Specialist)として正式に認定されました。この認定を受けているのは日本ではまだ24人。さらに、イタリア本部で試験を受けたのは6人だけ。日本では数少ない筋膜のプロフェッショナルです。
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「このまま一生、普通に歩けなくなるんじゃないか……」

看護師として長年現場を支え、休日にはスポーツジムでボクシングエクササイズなどのスタジオプログラムを楽しむアクティブなMさん。

そんな彼女を突如襲ったのは、階段の上り下りどころか、寝返りを打つだけで走る膝の裏の激痛でした。

整形外科での診断は「異常なし」。リハビリを続けても悪化する一方で、24時間痛みと向き合う日々。

そんなMさんが、どのようにして再びジムのスタジオで汗を流せるようになったのか。

その過程を詳しくお伝えします。

※写真はご本人にご協力いただきました


患者様プロフィール

  • お名前: Mさん(60代・女性)
  • 職業: 看護師
  • 趣味: 週4回のスポーツジム(ボクシングエクササイズなど)、ランニング
  • お悩み: 5ヶ月前から続く右の膝裏の痛み。歩行時、立ち上がり時、就寝時の激痛。正座・胡坐(あぐら)が困難。
  • 既往歴: 約25年前に両足の小指(第5趾)を骨折。

「24時間、痛みがない時がない」不安との闘い

きっかけは、7kmのランニングでした。翌日から右膝の裏に違和感を覚え、次第に痛みは強くなっていきました。

看護師という職業柄、身体の知識はあるMさんでしたが、今回の痛みは今までのものとは違いました。

座っている時も、大好きな愛犬と眠っている夜中でさえ、足を動かすたびに鋭い痛みが走ります。

病院でMRIを撮っても「骨や軟骨に異常はない」と言われ、筋膜に生理食塩水を打つハイドロリリースも試しましたが、効果は感じられませんでした。

「もう、あの爽快なスタジオレッスンには戻れないのかも……」 そんな不安が、Mさんの心を覆っていました。


なぜ、今まで治らなかったのか?(Fascial Manipulation®の視点)

整形外科のレントゲンやMRI検査で「異常なし」と言われたということは、痛みの原因が「骨」や「軟骨」或いは関節そのものではないからです。その場合、痛みの原因が「筋膜(きんまく)」にある可能性が高くなります

Mさんのケースを筋膜調整(Fascial ManipulationⓇ:ファッシャル・マニピュレーション)の視点で分析すると、2つの大きな原因が浮かび上がりました。

  1. オーバーユース(使いすぎ): 週4回のジム通いや長距離走により、筋膜に過度な負担がかかり続けていたこと。
  2. 25年前の古い怪我: 実はこれが最大の盲点でした。両足の小指の骨折は、すでに治ったと思われていましたが、その際に生じた「筋膜の固さ(滑りの悪さ)」が全身のネットワークを伝わり、25年の時を経て膝裏に過剰なテンション(張り)を生んでいたのです。

これまでの治療がうまくいかなかったのは、「痛い場所(膝)」だけを見て、本当の原因(足先の古い怪我や全身のつながり)にアプローチできていなかったからだと考えられました。


【Fascial Manipulation®でなぜ治ったのか?】

私たちの身体は、頭からつま先まで一枚のボディスーツのような「筋膜」で繋がっています。

筋膜は、筋肉がスムーズに動くための「潤滑油」のような役割を果たしていますが、過去の怪我や使いすぎによって、その一部がベタベタと硬く固まってしまうことがあります。

Mさんの場合、25年前の足指の骨折によって、足首周辺の筋膜が硬くなっていました。これがストッキングの伝線のように膝裏を引っ張り続け、膝周辺の組織に摩擦と負担を引き起こしていたと考えられます。

Fascial Manipulation®(筋膜マニピュレーション)では、膝そのものではなく、これまでの身体の歴史を紐解いて「硬くなったポイント」を特定します。

今回、足元からお尻にかけての筋膜を丁寧に解きほぐすことで、膝裏にかかっていた異常な牽引力を取り除き、本来のスムーズな動きを取り戻しました。


改善までのプロセス

【初回】「座っている時の痛みが消えた!」

初回に施術したのは以下のポイント(黄色い点)。赤い点は痛む場所です。

右足全体の筋膜をチェックし、特に足先と太もものつながりを調整。 施術後、あんなにうっとうしかった「椅子に座っている時の痛み」が消失。

ストレッチをした時のお尻から足先への重だるい痛みもなくなりました。

【2回目】「正座ができた、でも……」

短時間であれば正座や胡坐が可能に。夜間の痛みも劇的に減りました。

しかし、大好きなボクシングエクササイズで飛んだり跳ねたりすると、その後少し痛みが出ます。

これは改善の過程でよくある「筋膜バランスの再構築」のサイン。再度、負担のかかっているポイントを微調整しました。

【3回目】「スポーツジムへの復帰」

3回目の施術の後には、スタジオプログラムを気にせず全力で楽しめる状態に。

不安だった「ぶり返し」もなく、元通りのアクティブな生活を完全に取り戻されました。


手に入れたのは、痛みゼロの「アクティブな日常」

「このまま良くならないんじゃないか」という不安から解放されたMさん。

今では愛犬とゆっくり眠り、仕事に励み、そしてジムで力一杯体を動かしています。

「発症前と同じように、何も気にせず動けるのが本当に嬉しい」 そう語るMさんの表情は、初回来院時の不安そうな面持ちとは別人のように輝いていました。


柿沼指圧整体院からのメッセージ

Mさん、本当にお疲れ様でした!

「24時間痛みがある」という過酷な状況の中、諦めずに当院を見つけてくださった勇気が、この結果を手繰り寄せたのだと思います。

医療の現場で働くMさんだからこそ、「原因不明」と言われる怖さは人一倍だったはずです。

でも、体は必ず「なぜ痛むのか」という答えを教えてくれます。

もし、この記事を読んでいるあなたも、 「検査では異常がないのに痛い」 「リハビリをしても悪化している」 と悩んでいるのなら、それは痛い場所ではなく「過去の怪我」や「全身のつながり」に原因があるかもしれません。

あなたの身体の声を、一緒に聴かせてください。

大好きな趣味や日常を、もう一度一緒に取り戻しましょう。

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鍼灸師、あんま・マッサージ・指圧師の国家資格を取得しています。 でも、鍼は使わず、手技のみで「筋膜(fascia)」の調整をしています。 イタリアの理学療法士、ルイージ・ステッコ氏によって考案された『筋膜マニピュレーション®』の国際コースを全て修了しています。さらに、2018年6月にイタリア本部で試験を受けて、筋膜マニピュレーション®セラピスト(Certified Fascial Manipulation® Specialist)として正式に認定されました。この認定を受けているのは日本ではまだ24人。さらに、イタリア本部で試験を受けたのは6人だけ。日本では数少ない筋膜のプロフェッショナルです。
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