ロードバイクで傷めた?膝内側の痛み(50代男性)が3回の筋膜調整(Fascial ManipulationⓇ)で改善!
「膝の内側の痛み」(50代男性)の改善例をご紹介します。
今回の患者様はTさん、50代男性。
海外勤務中に膝の痛みを発症(2022年12月)。
現地の理学療法士のおかげで改善したものの、帰国後間もなく再発(2023年3月)。
それ以来、趣味のランニングも3か月休んでいる、という状態でご来院いただきました。
この記事の内容
膝の内側の痛み(50代男性)の改善例
以下、Tさんのお話。
2020年から海外に単身赴任していました。
コロナウイルスの大流行によって、仕事はリモート中心、人と会うこともなくなり、ロードバイクで汗を流すのが唯一の楽しみでした。
夢中になってやりすぎたのかもしれません。
2022年12月から左膝の内側が痛むようになってしまいました。
その時は現地の理学療法士に診てもらい、間もなく痛みはなくなりました。
ところが、今年(2023年)3月に帰国後、ほどなくして再発。
膝を曲げる時と伸ばすときに内側に痛みがあります。
その内に良くなるだろうと思っていたのですが、状況は全く変わらず、3か月が経ってしまいました。
膝が痛くなってからは、趣味のランニングやロードバイクもできずに困り果てています。
早くランニングとロードバイクを再開したいです。
膝の曲げ伸ばしで痛みがあると、日常生活でもうっとうしいですよね。
膝の内側が痛むTさんの症状
先ずは、症状を確認します。
痛む場所はここ。
膝の内側です。
※写真はご本人にご協力いただきました
次に痛む動き。
一番痛むのは、膝を曲げたとき。
伸ばす時も痛みます。
膝の内側が痛むTさんの筋膜の状態をチェック!
Tさんは7~8年前に左足首の捻挫をしたことがありました。
捻挫などで酷い炎症が起こると、筋膜が固くなる(滑りが悪くなる)可能性があります。
なので、足首周辺は重要なチェックポイントになります。
初回は、膝関節と足首を入念にチェックしました。
その結果がこちらです。
赤い点が痛む場所、黄色い点が筋膜の固くなっている場所です。
この黄色い点、6カ所を施術しました。
その結果、膝を曲げる時の痛みは大幅に減少しました。
2回目の施術
2回目の施術は3週間後。
症状を確認すると、「深く曲げた時に少しだけ痛みが残っています」とのことでした。
改めて、筋膜の状態をチェックしました。
その結果、以下の黄色い点に筋膜の固い(滑りの悪い)ところがみつかり、リリースしました。
3回目の施術
3回目の施術は3週間後。
症状を確認すると、「膝を曲げる時の痛みはもうありません。ランニングも再開できました!曲げてから伸ばしきる時に少しだけ痛みが残っています。」とのことでした。
下の写真のように。
改めて、筋膜の状態をチェック。
黄色い点が筋膜の固くなっている(滑りの悪くなっている)ところ。
これらをリリースしました。
その結果、膝を曲げてから伸ばしきる時の痛みもなくなりました。
まとめ
今回の症例では、過去の捻挫が今回の膝の痛みに深く関わっていたと考えられます。
特に、足関節周囲に筋膜の固さ(滑りの悪さ)がみつかりました。
更に、それらのポイントをリリースすることで改善がみられました。
また、筋膜の固さ(滑りの悪さ)は股関節周囲にもあり、施術をしました。
このように、膝の痛みであっても原因は、膝の周囲にあるとは限りません。
身体を全体としてとらえ、過去の怪我なども考慮した広い視点でみていくことが重要だと考えています。
あなたの膝の痛みも当院の施術で改善できるかもしれません。
ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。